緑の備忘録

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進撃の巨人#6 少女が見た世界〜トロスト区攻防戦2〜

アニメ進撃の巨人 The Final Season 完結編(後半)の放送が2023年11月4日(土)に決定したので、1話から見返して今更感想・語りを備忘録として残すのコーナー。内容を理解するためのメモでもありやす。原作は最終話まで履修済み。

 

アルミンの自己否定
自分の無力さに嘆くアルミンに毎回心の中「そんなことないよ」と2期のミカサのように否定する自分がいます。アルミンはとにかく自己評価がとても低い。小さい頃から守られる立場と感じていたことや、今回目の前でエレンが食われてしまったこと考えるとそう思っちゃうのも無理はないんだけど・・・。ユミルからは「劣等生のこいつだけ助かるとはエレン達も報われないな」とか言われちゃうし(^^;; 原作3話だと「卒業模擬戦闘試験を合格できたことは奇跡だ」とアルミン自身が言っています。兵士というだけあって頭脳より腕っ節の強さが評価されそうな世界観ではあるからなあ。これからたくさん活躍するわけだけど、このアルミンの自己否定癖はなかなか治らないんだよね・・・。

ミカサの過去
リーブス商会と市民の騒ぎを見つけるミカサ。リーブス商会が荷台の運搬を優先させているため市民の避難ができていない様子。「今仲間が死んでいる。住民の避難が完了しないから、巨人と戦って死んでいる」普段職務怠慢している兵団の人たちもこういう時は前線で働いているからね・・・。命を軽んじ、権力を振りかざして脅迫してくるリーブス商会に「死体がどうやって喋るの?」と冷たい表情のミカサ。アニメだと心底見下しているというか、そんな印象を受けるんだけど、漫画だとセリフの前に「?」だけの吹き出しもあって、「何言ってんだこいつ」みたいな。ミカサにとっては自分の進退と市民の避難(前線で戦っている兵士達の命)を天秤にかける思考すら元々ないんだなって。エレンが全てだから進退なんてどうでも良いだろうしね(笑)ルイーゼ(ミカサにお礼を言った女の子)が強烈に憧れちゃう気持ちもわかる。

雨が降り始め、ミカサが過去を思い出す。ここで回想に入り、ミカサがなぜイェーガー家で過ごすこととなったのかが判明。両親と幸せに暮らしていたミカサがならず者達によって襲われ、両親がキルされるかなり辛い回想シーンです。ならず者からミカサを助けるエレンも狂気に満ちていてね・・・。この時からエレンの狂気というか自由を奪うものへの憎しみの強さがわかります。ミカサの強さの原点もここから。アッカーマン特有の覚醒?みたいなものだと思うんだけど、電気が走るような描写が力の覚醒を表していて良かった。
グリシャとも合流し無事助かることができたミカサとエレン。マフラーを巻いてあげるくだりはミカサと同じように涙ぐんでしまうのです。4期を思うと余計にグッとくる。ここからミカサのエレン至上主義が始まったのですね。言い方
「エレン、あなたがいれば私はなんでもできる」
「ああ、エレンはサンタクロース巨人に食べられてしまったのにどうすんだ・・・!」と続きを知っていても思ってしまう(笑)