緑の備忘録

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進撃の巨人#4 解散式の夜〜人類の再起2〜

アニメ進撃の巨人 The Final Season 完結編(後半)の放送が2023年11月4日(土)に決定したので、1話から見返して今更感想・語りを備忘録として残すのコーナー。内容を理解するためのメモでもありやす。原作は最終話まで履修済み。どうせなら原作漫画と比較していきたいんだけど、漫画が実家にあるのでゆくゆくは。

 

2年後
エレンが無事適正テスト通った!と思ったら一気に2年後へ。挿入歌のDOA(まじカッケーっす!)が流れる中キースが104期生の評価をしていく。視聴者に向けて主要キャラ達の紹介も兼ねてるのかな。エレンへの評価が「目立った特技はないが、ほかならぬ努力で成績を伸ばした」なの、努力型キャラが大好きな私はにんまり。あとサシャカワイイ。

ひっくり返されるエレンとライナー
対人格闘術の訓練に疑問を持つエレン。そりゃこの時のエレンは巨人を駆逐するために努力している真っ最中なので人と戦うことなんて考えてもないはず。
上手くサボってるアニを見つけ、ふっかけるライナー。「ここに来た時を思い出して真面目にやるんだな」って、先の展開を知ってるとめっちゃ含みあるな。二人仲良くひっくり返されておもろいシーンだけど、ライナーにあんなこと言われりゃそりゃアニもキレるよ。ひっくり返されただけで良かったね、お前は運がいいね。セリフを奪うな。2

アニが言う『人の本質』とは?
対人格闘術なんて普通は適当にやるもんだとアニが話した後のセリフ、ちょっと書き出してみる。

ア「憲兵団に入って内地に行く権利をもらえるのは成績上位10人だけだからね」
ア「真面目にやってるのはあんたらのような馬鹿正直な奴か、単なる馬鹿か」
エ「・・・まずい、教官だ!」

ここでキースがきて、エレンとアニは格闘訓練を始める

ア「何故かこの世界では巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる」
ア「どうしてこんな茶番になると思う?」
エ「さあ、なんでだろうなっ」→この時のエレンは格闘に必死で、アニの言っている意味を深く考えてない様子
ア「それが、人の本質だからでは?」
ア「とにかく私はこのくだらない世界で兵士ごっこに興じられるほど馬鹿になれない」

ここでアニが言う「人の本質」が全然理解できんかったので他所様の考察等拝見して、自分なりにメモ(考察して的確に文章にできる方々本当に尊敬する)。

憲兵団のくだりについて。例えばこの頃のジャンは憲兵団になりたがっているけど、マルコのように『王の元で働きたい、王にこの身を捧げたい』なんて忠誠心(というか信仰心?)があるわけもなく、巨人からより離れている安全な内地で快適な生活を手に入れたいという本音がある。巨人の脅威から逃れるため、巨人と戦う術を磨くという矛盾。
アニメ3話ではベルトルトが「大抵の連中は世間的な体裁を保つために訓練兵になる、12歳を迎えて生産者に回るやつは腰抜けだって世論に流されて入団する」的なことを言います。
本来訓練兵とは、巨人と戦う術を学び、憲兵団・駐屯兵団・調査兵団のいずれかに正式に所属するための準備期間。大義を掲げ人類のために戦う兵士の卵
・・・のはずが、現実はベルトルトが言っている通りで、人類のために戦うんだ!なんて本気で思ってるやつは極少数なんですね。

憲兵団:成績上位10名のみが入団できる精鋭(巨人に対抗できる能力が高い)なのに壁の外から遠く離れた内地で暮らし、巨人と戦う機会などほぼない(戦う気もない)

駐屯兵団:壁を強化し民を守る組織なのに、体裁を守るためだけに入った訓練兵の大半が行き着く兵団であり、巨人の脅威から一番近い壁を担当している兵士ですら昼間っから酒飲んで職務怠慢気味

調査兵団に関しては建前と本音が2つの兵団よりは薄いのかな?人類のためじゃなく自分の野望(エルヴィンの亡き父との答え合せとか)のために戦っている兵士はいるけど、巨人と戦って倒すことは人類を救うことに繋がるし・・・。もう割愛!

アニの言っている「人の本質」とは、大義名分を掲げておきながら自己中心的(保身)な本音が見え隠れしている様なのかなと。そしてその本音が暗黙の了解としてまかり通っている壁内の現状を茶番と言っている、と解釈した次第です。っていうかこれぞ社会の仕組みって感じだよな。現実世界も同じ。

ちょびっと大人になったエレン君
アニに言われて矛盾に気づいたエレンは、本音を隠そうともしないジャンに突っかかるんだけど(真っ直ぐすぎるエレンが眩しい)、ジャンはそもそもこの矛盾に気づいていて、その上で「この愚策は維持されるべきだ」と!わ〜!狡猾だ!スリザリンだ!好き!ミカサが止めに入るも嫉妬心から胸ぐらを掴み返すジャンに「感情を発散しているだけの今までの俺だ」と気づくエレンちょっと面白いんだけど・・・。アニから痛い目に遭いながらも学んだ格闘術を実践できて良かったね。というか、巨人同士の戦いに格闘術がどんだけ重要なのか分かっているので、ここで教えてもらって本当に良かったね。

騒ぎを聞きつけたキースにミカサのナイスフォロー。またお前かってキースも言ってたし、サシャって普段から人前で屁こいちゃうのかなカワイイな・・・。ミカサとサシャって仲良しで微笑ましい。この後アルミンのナレーション入るけど、ジャンが対人格闘を真面目にやってるカットが一瞬見れて心あったかくなる・・・。だから好きなんだよ、ジャン。エレンにしてやられたのか悔しかっただけかもしれんが(笑)

解散式 エレンの思い
成績上位10名の発表!5名ずつ横顔が映るカット、素敵〜!ここでジャンだけはカメラ目線、のように見えるけど自分より上位に入った隣のエレンにガンたれてるって感じかな(笑)

憲兵団ではなく調査兵団へ入る意思を見せるエレンに「巨人に勝てるわけない!」とトーマス。大半の人類がこう思っているのが現状で、これまでの犠牲を考えると、巨人に勝てるわけがないのでこのまま巨人の襲来が来ず現状維持が続くことを祈るしかないと。それでも諦めないと思いを語るエレンが涙目になってて健気でね・・・。その場を離れるエレンにアルミンとミカサがついていく。3人はいっつも一緒なんだよ(涙)しかもさっきのエレンの演説はアルミンの受け売り。3人で調査兵団に入ることを決意する3人、あ〜友情っていいな!

壁外調査へ向かう調査兵団のチラ見せの後、ハンネスとの会話。エレンの精神的な成長は嬉しいけど、同時に複雑な心境になる気持ち、わかるよハンネスさん。

人類の反撃はこれからだ!からのドーン!
エレンの演説を受け、トーマス含めた数名が考えを改め、サシャが持ってきた肉で更に絆を深める104期生たち・・・さあ、これから人類の反撃が始まるぞ!

と希望をチラ見せして一気に突き落としてくるのが進撃の巨人(^O^)一瞬で現れた超大型巨人に門をぶっ飛ばされ、その場にいたほとんどが状況が理解できず反応できない中、指揮をとり超大型巨人に立ち向かうエレン。

「よう、5年ぶりだな」
めっちゃ主人公しとる〜!!!カッコすよぎるエレン!!!!!
先の展開知ってるのに、普通に次の話見るのが楽しみになるから進撃の巨人ってすごいわ。