緑の備忘録

好きなものを語ったり日常を綴ったり

2023.3.24のひとりごと:六花亭のバターサンド

会社の上司から出張のお土産に六花亭のバターサンドをもらった。

六花亭のバターサンドと見聞きした時、いつも矢沢あい先生の漫画「天使なんかじゃない」を思い出す。主人公翠の母が、北海道旅行に行く翠に六花亭のバターサンドをお土産に頼んでいたけど買ってきてもらえず、「あ ごめん 忘れちった」で済まされてしまうシーン。北海道行けなかったからそりゃ買えるはずないんだけど、そんなこと知る由もない翠ママがブーブー文句垂れてる姿が可愛く思える。話の内容的に暗かったから翠ママのコミカルさに救われる一コマだなって。天使なんかじゃないは大好きな漫画で定期的に読み返しているけど、この土日でまた読んでしまおうか。

好きなキャラクターはマミリンだ。ただちょっと突っ込みたいことがある。作中ひたすらタキガワマン一筋なマミリンって可愛いんだけど、よく考えたら、

・中学からタキガワマンに片思い

・可愛い年下彼女が出来ても片思いを続ける

・本命チョコ渡してきっちり振られようとするも振られるどころかスルーされる。それでも片思いを続ける

・タキガワマンと同じ高校へ入学する

・タキガワマンと同じ生徒会役員へ

マミリンめちゃくちゃ行動派すぎるだろ!さすがに志乃ちゃんに同情せざるを得ない。

本命チョコをスルーされるってある意味振られるよりショックな気もするけど、よく好きでい続けられたな。マミリンが二人の邪魔をする気はないってのはわかるし、マミリン好きの私からしたら気持ちに抗えないマミリン可愛い〜!となるが、志乃ちゃんからしたらたまったもんじゃないだろう。いじめから助けてもらったこともあり、敵わないと思って本命チョコ抜いてしまう志乃ちゃん・・・あぁ。

疑ってばかりの志乃ちゃんに嫌気がさしているタキガワマンを見ると、マミリンの本命チョコ抜かずにしっかり振らせておけば未来は違っていたんだろうな。この時期はタキガワマンも志乃ちゃんのこと本気で可愛いと思っていたし本気で好きだと思っていただろうから。真摯に受け止めて断ってくれただろうし、マミリンもきっぱり振られて失恋できるし(ぶっちゃけ本当に諦めていたのかは疑わしい)。結局は翠も言っていたように志乃ちゃんにとって一番皮肉な結果になってしまったんだけど。若い頃は単純に「マミリンよかったね」の気持ちしかなかったが、最近はもっぱら志乃ちゃんに同情してしまうアラサー女はここです。

そんな感じで天使なんかじゃないについてあれこれ考えてしまう金曜日の夜。ちなみに上司からもらったバターサンドは親にあげた。レーズン苦手なんだもん。